2015年8月20日木曜日

地域活動グループ 第二回 見学会+ランチ会報告

Icchiメ地域活動グループの竹内です。
大変遅くなりましたが、7月8日に行われた家具見学会とランチ会の報告です。
 
この日は、船橋総合住宅展示場の積水ハウスに展示されている
Icchi会員堀井さんの会社で製作した家具を、堀井さんにガイドしていただきながら見学しました。
 
住宅は2世帯住宅で、玄関壁面パネル、靴入、親世帯和室建具、TV台、子世帯キッチンカウンター、TV台、洗面所収納、寝室書斎コーナー棚・壁面パネルなどの多数の家具や建具を製作されやそうで、そのすべてが取手がなく、家具デザインに興味のある人には大変参考になる、洗練されたデザインでした。


個人的には、子世帯のLDKの空間が居心地よく、自宅もこんな空間にしたいなと思いました。ソファは置いてないのですが、少し低めの変形のダイニングテーブルで、食事後もそのままくつろげそうです。また、キッチンカウンターが飾り棚になっているところも、造作家具ならではで、とても参考になりました。
 
展示してある家具は展示場仕様とのことで、実際に作る場合にはもう少し扉を小さくするとか収納を細かく分けるなどの話や、実際家具を設置する時の話など、堀井さんから直接色々な話を聞け、実りある見学会となりました。
 
見学の後は場所を移してランチ会。NHKの「朝イチ!」にも出演されている、イタリア人シェフ、マリオフリットさんのお店が船橋にあるということで、行ってみました。
テラス席も心地よさそうでしたが、いっぱい歩いて暑かったので、今回は屋内の席に・・・
 
ランチを食べながら子育て応援メッセの展示アイデアや、栗山さんのお仕事の千葉の子育てサロンの話(8/3に既にオープンしましたが、この日集まったメンバーで内装を手伝いました)、それぞれの子どもたちの話など、話題の尽きないランチ会でした。
 
 
次回は8/26(水)午前中に浦安子育て応援メッセ2015の打ち合わせを行います。(南船橋近辺)
Icchiの活動やインテリアコーディネーターに興味がある方、子育て中の方、よかったら参加ください。
 

 

2015年8月10日月曜日

セミナー企画「ビジネスとして考えるオリジナルキッチン 」レポート

 7/22(水)18:00より、講師にstudiokaz 代表 和田浩一さんをお迎えして、セミナー企画「ビジネスとして考えるオリジナルキッチン」を開催いたしました。

「ICとしてキッチンとどのように対峙していますか?」という問いかけから始まるセミナーのご案内。確かにキッチンを受注するにはプランニングなど押えておくべきことは様々なことがありますよね。オリジナルキッチン!ワクワクするテーマですね。

今後ますます新築需要が伸び悩むことが予想されますが、一方、リフォーム・リノベーション需要増大が喧伝され、期待も高まっております。そしてリフォーム・リノベーションのメインには、やはり何と言っても、キッチンですよね。

ICとして「キッチン」を武器にすることで、ますますビジネスの幅が広げられる局面ではないでしょうか?またシステムキッチン+αとして、「オーダー・オ リジナルキッチン」の選択肢を主体的に持ち、クライアントに提案できる知識・経験を備えられれば、ICとしての差別化、顧客満足度がはかれることでしょ う。


講師の和田さんは、「キッチンをつくる/KITCHENING」(彰国社)をはじめ、キッチン・家具設計に関する多数の著書、ならびに各種プランニングコンペ等を受賞されており、キッチンに関する第一人者です。私、造作家具屋・堀井は、和田さんの著書「世界で一番やさしい家具設計」(エクスナレッジ社)をたまたま書店で手にし、思わず「これ見たら家具作れちゃうじゃん!いい本だなー」と思ったものです。ご縁で和田さんとは酒席で同席する機会があり(よく呑まれますよ~(笑))今回のセミナー企画をお願いした次第でした。

 さてさて2時間の講義。受講者はIC、特注家具屋さん、インテリア関連業務従事者など専門の方が中心でした。専門家・プロの皆様相手にも大変満足度の高い内容だったのではないでしょうか?

 さまざまな事例の紹介、専門家ならではの視点、ポイントで受講者との討議、キッチンのトレンド解説etc.あちらこちらでうなずく方々、メモを熱心に取られたりと受講者皆さん真剣でしたね。

 そして、和田さんの考え・言葉で印象的だったことを

・システムキッチンを一概に否定するもののではないということ、あくまでオーダーキッチンは選択肢。ただ能動的に使うことで幅が広がる、売れる。固定観念に縛られない
 ・「奥さんがきれいにみえる!」のがいいキッチン
 ・「火」「水」「作業」「収納」を分解して再構成する
・風景・所作・シーンの最適調和をはかること

と、感性に訴えかける「言葉」が多くとても巧みな話術・プレゼンはとても惹きつけられました。ただ「言葉」だけではなく、家具・キッチン関連の専門著書を書かれているように知識・経験に裏付けられたプロのスタイル・姿勢が共感を呼ぶのでしょうね。



アンケートでは、別の機会でも和田さんの講義を聴きたい、勉強したい!との声が多く、
大変良い企画だったのではと自負しております。(なんてね)

場所を変えて、和田さん、受講者の皆さんとの懇親会へ。ワイワイガヤガヤ盛り上がりながら、各所でビジネストークも展開しつつ、いいご縁ができた方も多いのではないでしょうか。

改めて「キッチン」「ビジネス」について思いを馳せた夕べとなりました!

(レポート/堀井・写真/小山)