2015年8月10日月曜日

セミナー企画「ビジネスとして考えるオリジナルキッチン 」レポート

 7/22(水)18:00より、講師にstudiokaz 代表 和田浩一さんをお迎えして、セミナー企画「ビジネスとして考えるオリジナルキッチン」を開催いたしました。

「ICとしてキッチンとどのように対峙していますか?」という問いかけから始まるセミナーのご案内。確かにキッチンを受注するにはプランニングなど押えておくべきことは様々なことがありますよね。オリジナルキッチン!ワクワクするテーマですね。

今後ますます新築需要が伸び悩むことが予想されますが、一方、リフォーム・リノベーション需要増大が喧伝され、期待も高まっております。そしてリフォーム・リノベーションのメインには、やはり何と言っても、キッチンですよね。

ICとして「キッチン」を武器にすることで、ますますビジネスの幅が広げられる局面ではないでしょうか?またシステムキッチン+αとして、「オーダー・オ リジナルキッチン」の選択肢を主体的に持ち、クライアントに提案できる知識・経験を備えられれば、ICとしての差別化、顧客満足度がはかれることでしょ う。


講師の和田さんは、「キッチンをつくる/KITCHENING」(彰国社)をはじめ、キッチン・家具設計に関する多数の著書、ならびに各種プランニングコンペ等を受賞されており、キッチンに関する第一人者です。私、造作家具屋・堀井は、和田さんの著書「世界で一番やさしい家具設計」(エクスナレッジ社)をたまたま書店で手にし、思わず「これ見たら家具作れちゃうじゃん!いい本だなー」と思ったものです。ご縁で和田さんとは酒席で同席する機会があり(よく呑まれますよ~(笑))今回のセミナー企画をお願いした次第でした。

 さてさて2時間の講義。受講者はIC、特注家具屋さん、インテリア関連業務従事者など専門の方が中心でした。専門家・プロの皆様相手にも大変満足度の高い内容だったのではないでしょうか?

 さまざまな事例の紹介、専門家ならではの視点、ポイントで受講者との討議、キッチンのトレンド解説etc.あちらこちらでうなずく方々、メモを熱心に取られたりと受講者皆さん真剣でしたね。

 そして、和田さんの考え・言葉で印象的だったことを

・システムキッチンを一概に否定するもののではないということ、あくまでオーダーキッチンは選択肢。ただ能動的に使うことで幅が広がる、売れる。固定観念に縛られない
 ・「奥さんがきれいにみえる!」のがいいキッチン
 ・「火」「水」「作業」「収納」を分解して再構成する
・風景・所作・シーンの最適調和をはかること

と、感性に訴えかける「言葉」が多くとても巧みな話術・プレゼンはとても惹きつけられました。ただ「言葉」だけではなく、家具・キッチン関連の専門著書を書かれているように知識・経験に裏付けられたプロのスタイル・姿勢が共感を呼ぶのでしょうね。



アンケートでは、別の機会でも和田さんの講義を聴きたい、勉強したい!との声が多く、
大変良い企画だったのではと自負しております。(なんてね)

場所を変えて、和田さん、受講者の皆さんとの懇親会へ。ワイワイガヤガヤ盛り上がりながら、各所でビジネストークも展開しつつ、いいご縁ができた方も多いのではないでしょうか。

改めて「キッチン」「ビジネス」について思いを馳せた夕べとなりました!

(レポート/堀井・写真/小山)